パラダイムシフトと今そこにあるチャンス

更新日:3月1日

 約50年ほど前のお話です。時計業界で大きな革命が起こりました。日本のセイコーが発売したクオーツ時計が爆発的にヒットしたことにより、スイスの時計職人が壊滅的なまでに失業しました。機械式時計から電池式時計への大規模な変化です。「時計とは職人が手作りで仕上げた機械式のものが優秀だ」という思考から「水晶発振を原理に電池で動く時計」へと革命がおきました。思考法の根本的な変革のことを「パラダイム・シフト」と呼びます。パラダイムとは「思考の大きな枠組み」を意味します。約50年前に時計業界では、まさに思考の大きな枠組みがシフト(変化)したのです。



 直近の中小企業白書(2020年4月)によると、中小企業には次の2つの課題の克服が求められております。一つは「地域の安定・雇用維持」であり、もう一つは前者を達成するための「経済的な付加価値の増大」です。従業員の給与を増やしつつ企業体として存続しつづけるためには利益を増やす以外に方法がありません。増加給与分の資金調達は利益を充てるしかないからです。利益を増やさないかぎり給与は増やせません。給与が増やせなければ優秀な人材は集まりません。優秀な人材が集まらなければ企業体としての新陳代謝は止まります。私たちに突き付けられている課題は、まさに難題です。

 さらに新型コロナウイルスという目に見えない「外圧」を経験してしまった私たちは、以前と同じやり方・思考法・感性では、ビジネスの世界で取り残されてしまうのではないか、との不安でいっぱいです。


 今まさに、私たちの足元で新たな「パラダイム・シフト」が生起しております。ビジネスや生活のあらゆる場面でのデジタル化が求められて久しいです。コロナ禍という騒がしい外圧により表立ってはすぐに気づかれるものではないのでしょうが、一つ一つ確実に変化が起こっています。


 中小企業白書に語られているように、中小零細企業に求められるのは「付加価値の増大」です。加工物に含まれる「付加価値」を増大させることで、そこに従事する人々の給与も増えていき、結果として皆が今まで以上に豊かになっていく世界像が描かれています。私たちが直面する「パラダイム・シフト」は特定の業種に限られた変革ではなく、広く社会全体が体験する思考法の革命です。では、そもそも「付加価値」を増やすためには何をしなければならないのか。「付加価値」とは何であるのか。そうしたことについて改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。



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